The あいつの音楽の偉人達


このコーナーでは「俺」や「あいつ」が今までに衝撃を受けた音楽の偉人達の素晴らしい作品を紹介してゆきます。更新は不定期です。新着コメントが一番上に表示されます。


ドリフのラバさん /ザ・ドリフタ−ズ
ベン・E・キングがいたアメリカのドリフタ−ズではなく長さんがリーダーだった日本のドリフタ−ズである。両者の大きな違いは日本のドリフタ−ズが「ドリフ」と略して呼ばれることが多いのに比べアメリカのドリフタ−ズが「ドリフ」と略されることはまずないことであろう。俺の子供時代の人格形成、ギャグの方向性に多大なる影響を与えたのが何を隠そうこの日本の「ザ・ドリフタ−ズ」である(以後「ドリフ」と略す)彼らのコントもさることながら、俺が愛してやまないのはドリフの魅力がたくさん詰まった彼らの歌である。その中から今回フュ−チャリングしたいのが故いかりや長介の素晴らしいツッコミがこれでもかとばかりに飛び交うこの「ドリフのラバさん」という曲である。これよりもまえにヒット曲「ミヨちゃん」の中でリードボーカルの加藤茶の後ろで「若いねぇ〜、いいねぇ〜」「あ〜それそれ♪」など長さん以外には不可能と思えるツッコミを連射したあげく「うっへー!(うるせー)」の一言で曲を終わらせた彼の歌へのツッコミはこの「ドリフのラバさん」においてついに国宝の域に達してしまった。メンバーが一人ずつ自分の好きな女性のことについて歌っているのだがそれに対する長さんの「一体どうしたんだ長さん!」と思わせるほどの痛烈なツッコミはぜひ一度生の音で確認してほしい。なおこの曲を最後に荒井注はドリフを脱退する。「ドリフのラバさん」はベスト盤二枚組CDの青盤の方に収録されているが、全体の内容は圧倒的に軍歌からアメリカのフォークソングまでを独自の解釈で歌っている赤盤の方がお勧めだ。(2006.俺)
ドリフだョ!全員集合
/ザ・ドリフタ−ズ
TOCT-24482-83

ドリフだョ!全員集合
/ザ・ドリフタ−ズ
TOCT-24484-85


 ザット・ラッキー・オールド・サン / レイ・チャールズ
先日亡くなられたレイチャールズの’63年のヒット曲。歌い手のその時の感情、精神状態を色々深読みしてしまいたくなるほどその声はエモーショナルだ。特にバックの女性コーラスも盛り上がりキーが半音上がる所でのレイチャールズのヴォーカルは鬼気迫るものがあり何度聞いてもゾクッとする。また同時期にゴスペルグループのキャラバンズが同じメロディと若干違う歌詞で「ウォーク・アラウンド・へヴン・オール・ディ」と言うタイトルでやっていて(クレジットは全然違う)これも聞き捨てならない出来だ。最近では大西ユカリが日本語でこの曲を歌っている。そう歌詞もとっても素晴らしいんですこの歌は。確かポール・ウィリアムスのヴァージョンが入っているCDには訳詞が付いていたと思う。レイチャールズのバラードは他にも素敵な曲はいっぱいあるが、彼の死で僕にとっての横綱ナンバーは不動のものとなった。

ザット・ラッキー・オールド・サン(大意)
毎朝起きて 仕事に出かけ しゃかりきになって働く
おてんと様はついてるぜ 何もしないで
一日中天でゴロゴロしてりゃいいんだから

女房と喧嘩しガキどもと言い争い よぼよぼになるまであくせくするしかない
おてんと様はついてるぜ 何もしないで
一日中天でゴロゴロしてりゃいいんだから

主よどうか頼みます 俺はくたびれ果て 目に涙を浮かべてる
緑を銀色に輝かせた雲をよこしてください
俺を楽園に連れてってください

俺をあの河へ導き そいつを渡らせ
苦しみを洗い流してくれませんか
あの幸運なおてんとさまみたいに 一日中天でゴロゴロしていたいんです


                                                
 ( 2005年「俺」)
収録CD レイチャールズ・ベスト〜エリーマイラブ 
 ビクター(VDPY-30011) 日本盤


I Still Can't Say Goodbye / チェット・アトキンス
ギタリストとしては有名なチェット・アトキンスの数少ないヴォーカルナンバー。最初にこの歌が入ったビデオを見たとき僕は泣きそうになった。チェットが帽子をかぶって登場し、「こうやって鏡の前に立つと亡くなった親父に、そっくりになってきた」と言うMCのあとギター1本でその親父さんの思い出や、愛しい気持ちを静かに、それでいてとても感情をこめて歌う。歌っている白髪混じりのチェットは歌いながら完全に子供に帰っている。バックバンドの連中も楽器を置き涙を拭いている。 彼より上手いシンガーは山ほどいるが、この歌を彼ほど感動的に歌える人はもう出てこないだろう   (2005年 俺)
収録ビデオ スーパーセッション5 チェットアトキンス&フレンズ
 VHS ビデオアーツミュージック 日本盤
 



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